明けぬ慟哭の夜 グレイル
明けぬ慟哭の夜 グレイル |
セリフ | 「…グレイル殿は、たった1度だけ、メダリオンを 手にしてしまった。そして最大の過ちを犯した……」 |
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収録 | 荒れ狂う破濤 | B12-006R | Illust | 藤川祥 |
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出撃コスト | 4 | CCコスト | 3 | 兵種 | 上級職 | 勇者 |
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戦闘力 | 80 | 支援力 | 0 | 射程 | 1 | アイコン | メダリオン/男/剣 |
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スキル | 狂嵐の刃 | 自動型 |
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このユニットが相手の主人公を攻撃した時、主人公以外の敵を2体まで選び、撃破する。 |
スキル | 負の衝動 | 自動型 |
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自分のターン終了時、他の味方を1体選び、このユニットとその味方を撃破する。 |
考察
ノーコストの『天空』を発動できるに等しいが、ターン終了時に味方を1体巻き込んで自壊するという非常に重いデメリットを伴う。
このカードを主人公とする場合、メリットデメリット共に似た、悪夢の暴勇 アイク(の特化型構築)が比較対象に上がる。
あちらと比較すると、まず目につくのが戦闘力に劣る点。
デメリット持ち主人公のデッキは主人公を全力でサポートする形になりがちなので、単体での戦闘力が低いのはかなり痛いところ。
デメリットの自爆対象に必ずこのカード自身を含めなければならない点も問題で、自己耐性持ち2体でデメリットを受け止めきれ、いざとなれば味方を撃破してオーブを守れるあちらに対し、こちらはオーブを減らしたくない場合はメダリオンの守り手 エルナか正なる癒しの戦騎 ミストが必須と、柔軟性に欠ける。
撃破効果の発動条件は、相手の動きによって一長一短ではあるが、基本的には発動に不確定要素が絡まないこちらに軍配が挙がるか。
発動できるか否かが行動フェイズの段階で明白になるので、発動できないなら発動できないなりの戦術をとって不利になりにくくできる。
とはいえ発動できないと強みがほとんど失われてしまうどころか、長引くほどデメリットが重くのしかかる。
また、主人公以外はこのカードのスキルで撃破するのが基本なので、進軍を狙うのも強みを殺す事になる。
後衛に逃げられた場合の対策になるカードは必ず採用しておきたい。
明確に勝る点としては、あちらが不確定要素でデメリットが増えてしまう可能性があるのに対して、常に2体で固定となる点。
暴発の対策をせずとも問題なく、正の女神 アスタルテか封印されし女神 ユンヌを出せれば、少なくとも味方が減ることはなくなる。
また、傭兵団の団長 グレイルへクラスチェンジしても、特にデメリットが増えないのもメリット。
このカードが引けないときに、一度あちらへクラスチェンジしておいて、こちらを引いたら改めてクラスチェンジ、という動きや、デメリットを回避したい場合に一度あちらにクラスチェンジして、布陣が整ったり撃破スキルがほしい時にこのカードへ戻る、という動きが問題なく可能。
一応、スキルで3体以上の撃破が必要な場合も増やせないと言うのはデメリットだが、継続的に3体以上を撃破したいことはそうそうないので、被害が広がらない長所に比べれば些末な問題だろう。
非主人公の場合、主人公に攻撃できるタイミングで出撃させれば確実に役割を果たせるので奇襲性が高く、支援力とデメリットに目を瞑れば盤面を崩せるカードとしては強力。
悪夢の暴勇 アイクとの選択では、撃破・自爆が1体であるあちらか2体であるこちらか、という比較になるか。
また、無理に耐性をつけて維持しても必殺攻撃すら使わせられずに戦闘で撃破される場面は発生しやすいので、耐性付与を考えず「味方1体(もしくはオーブ1つ)を道連れに、主人公を攻撃しつつ敵2体を撃破できる使い捨てカード」として考えて、手軽に運用してしまうのがいいだろう。
対コントロールなら、自分からオーブを破壊出来るのもメリットになりうる。
主人公に攻撃が届かない時は出撃自体を控えるか、理想を言えば射程付与か敵移動ができるデッキに投入するとよい。
- 台詞は、第19章でフォルカがアイクに向けて語ったもの。
他人がカードの人物について語っている形式のカードは以前にもいくつかあるが、加工違いではないのに通常と異なるフォントが使われているのが珍しい。
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