夢魘(むえん)の使者 スカビオサ

夢魘の使者 スカビオサ
セリフ私の悪夢を見た人間はみんな、苦しんで、悲しんでいたわ…
幸夢のピアニー…彼女とは、正反対…
収録劫火の嵐B21-096RIllust店主マイトオ
出撃コスト3CCコスト-兵種固定職フェアリー
戦闘力40支援力30射程1-2アイコン女/魔法/飛行
スキル悪夢をもたらす者特殊型
相手の絆カードが5枚以上の場合、手札にあるこのカードの出撃コストは0になる。
スキル終わらない悪夢起動型
【[アクション],[リバース1]】相手の絆カードを1枚選び、裏向きにさせる。自分の絆カードが相手より少ない場合、自分の絆カードを1枚選び、表向きにする。
スキル夢幻の黒妖精常時型
このユニットが後衛の場合、出撃コストが5以上の敵はこのユニットを攻撃できない。

考察

幸夢を運ぶ少女 ピアニーとは逆に、『悪夢をもたらす者』は相手の絆カード枚数で出撃コストを0にする。
相手に依存するとはいえ、絆カードを4枚以下で一度止めてしまったり、4枚以下に減らすようなデッキはかなり少ないので、極端に使いづらいケースは考える必要はないだろう。
当然、絆加速ギミックに対するメタカードとしての特性もあるが、加速とそれに伴う相手戦力の増大に対応できるカードではないのでその要素は控えめである。
幸夢を運ぶ少女 ピアニーとどちらがより使いやすいかは、自分のデッキに絆加速要素があるかどうか次第になる。

戦場での行動となるスキル『終わらない悪夢』は、自分の絆カードが相手より少なければコストが実質軽減される相手絆カードへの干渉スキル。
出撃コスト0で出撃すれば、本来いるはずのないユニットのアクション=実質タダで1枚裏向きのディスアドバンテージを負わせられることになり、頭一つ抜けて優秀。
特定の絆カードを裏向きにする行動がある類の聖戦旗とはかなりのシナジーを発揮する。

2つのスキルは条件の方向性もある程度噛み合っている。
ただし、自分が際限なく絆カードを増やすデッキでは、『悪夢をもたらす者』は問題なく使えるが『終わらない悪夢』の条件は縛ってしまうのは注意点。
絆加速をするデッキについても、幸夢を運ぶ少女 ピアニーと比べた相対的な使い勝手は落ちるが『悪夢をもたらす者』単体で評価する分には影響はないので同様のことが言える。

『終わらない悪夢』の条件を満たせない場合でも、リバース1でリバース1を縛るという暗黒を宿す皇子 ユリウスと同等の効率なので十分実用には堪える。
とはいえ、類似カード各種にはないアクションも使ってしまうので、出撃コストとの兼ね合いはともかくカード1枚の働きという点では分が悪い。

攻撃に参加する必要性は乏しいとはいえ自身の貧弱さもネックなのだが、『夢幻の黒妖精』で多少撃破されにくい。
出されたら放置してはおけないこのカードの対処方法が縛られるのはなかなか面倒である。
無論、これに難儀するのはあくまで出撃コスト5以上をよく使うデッキだけで、そもそも下級職でも撃破できる程度のユニットなので、機能すれば儲けもの程度として見るべきだろう。

  • 「夢魘」は悪夢にうなされることを意味する。

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