ファイアーエムブレム トラキア776 [編集]

1999年8月28日発売。
スーパーファミコン用ソフトで、シリーズ第5作目。
「ニンテンドウパワー」による書き換えソフトという形で販売し、通常のROMカセットでの発売は後に行われた。
『聖戦の系譜』子世代の一部の時系列を切り取った外伝作で、主要人物の一人であるリーフが『聖戦』本編に登場する前後の物語を描いている。
「捕える」システムが前提となったゲームバランスや、同じユニットの継続使用を制限される「疲労」システム、プレイヤーに不利に働きやすい様々な仕様のためにシリーズ最難とされることが多い。
一方で(「捕える」とも関わる)「体格」「かつぐ」など、『封印の剣』以降に受け継がれる新たな要素も多い。

  • 設定としては『聖戦』のサイドストーリーと言えるものだが、終盤の展開は『聖戦』とやや異なる内容となっており、その点においては『聖戦』と繋がらないパラレルワールドとも言える。
  • 本作では、『聖戦』でプレイヤーが自由に選ぶことができたカップリングのいくつかが特定の組み合わせであることを前提としている部分がいくらか存在しており、当時はその点で論争が起こることとなった。

あらすじ [編集]

トラキア王国の侵略によって祖国レンスターを失った幼き王子リーフは、忠臣フィンと共に各地を転々とする逃亡生活を続けた末、フィアナ村に身を潜めた。
義勇軍を率いフィアナを守る女戦士エーヴェルの庇護のもと、リーフも成長を重ねていく。
そしてグラン歴776年。イザーク地方で光の皇子セリスが挙兵するその直前、トラキア半島でもう一つの「聖戦」が幕を開ける。

関連項目 [編集]

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