*兵種 [#i58cb08d]

カードの情報の一つ。
各ユニットは何かしらの兵種についており、それによってある程度カードとしての特徴が決まる。 
原作に準拠した情報だが、現状兵種を参照する要素はなく、TCG的にはフレーバー以上の意味はない。

-「クラスチェンジ」というシステムの名称からクラスと呼ばれることも多い。

以下は、原則的に下級職を主体とした大まかな兵種ごとの特徴について。
//基本はサイファ登場済み兵種をサイファ視点主体で語るつもりの内容。未参戦作品絡みは特に避ける。

#contents

**ロード / ダークプリンス / ダークプリンセス / レンジャー [#ifb60055]
原作ゲームにおける主人公の専用兵種(例外的に主人公の子供がなる場合もある)。
射程1で通常の戦闘力を持つ兵種としては例外的に支援力20を持つ兵種の一つ。
カンナは兵種的にはこのカテゴリーだが、性能上はクラスチェンジ可能なだけのマムクートに近い。

支援スキルは英雄の紋章、あるいは運命の紋章。カンナは例外的に竜人の紋章。

上級職は''スターロード''、''マスターロード''、''白の血族''、''ダークブラッド''。レンジャーは上級職の名前が''ロード''である。

**戦術師 [#u27d02b7]
『覚醒』に登場するマイユニットことルフレ、およびその子であるマークの専用兵種。
剣と魔法を扱う兵種であり、ユニット毎にどちらかが割り振られる形になっている。
支援力は射程を問わず20になっているため、剣を使う[[ルフレ(男)]]・[[マーク(女)]]はロード系と同様の基礎性能を持つ貴重な存在でもある。

支援スキルは計略の紋章。
現状、計略の紋章を持つのはこの兵種のみである。

上級職は''神軍師''。
下級職と上級職で武器が変わるユニットはいない。

**剣士 / 傭兵 / マーシナリー / 侍 [#fdcfbfdd]
素早い身のこなしの剣歩兵。
支援力10兵種のスタンダードの一角であり、主人公向けのデザインがよく見られる。
支援スキルは攻撃の紋章。

上級職は''ソードマスター''、''アサシン''、''勇者''、''ボウナイト''、''ブレイブヒーロー''、''剣聖''。
勇者は斧が使える兵種なので、ユニットによっては斧を持っている場合もある。イメージのためか大抵は剣だが。
ボウナイトは逆に、全てのカードの武器が弓である。同時に支援力も20になっている。下級職のボウナイトも存在するが、それは後述。

**ソシアルナイト / ランスナイト / アクスナイト [#d8c9de08]
戦場を駆ける軽騎兵。
ただし、移動力という概念がない本作においては、単に獣馬タイプを持つだけのユニットである。
一応、獣馬タイプ限定の移動スキルが登場していたり、「後衛の攻撃を封じる」という特性の共通が一部に見られたりはする。
ソシアルナイトは剣と槍の両方を使うことができる兵種なので、ユニットによって武器が剣であったり槍であったりする。どちらかと言うと槍が多い。
支援スキルは攻撃の紋章。

上級職は''パラディン''、''グレートナイト''。
グレートナイトはアーマータイプが追加される。

-余談だが「ソシアル」は「social」(昨今で言うところの「ソーシャル」)である。

**ナイト [#ra0cee15]
乗騎から降り剣をとった騎士。
性能上は乗騎絡みのアイコンがなく剣を持っているだけ……つまりは支援スキルも含めて剣士などと同じである。

上級職は''パラディン''、''ドラゴンナイト''……など。

-原作(『紋章の謎』)においては、上級職でも下級職でも下馬すると下級職扱いの「ナイト」になる。
今のところサイファにナイトで登場したユニットは全て「最初から上級職」のユニットであり、この仕様を利用して、原作再現の範疇で彼らの下級職版が登場するという面白い形になっている。
……まあ、その片割れである[[ミネルバ]]は先にオリジナルの下級職版が登場しているが。

**槍術士 / ソルジャー [#t105c5ea]
徒歩で槍を振るう槍歩兵。
サイファ的には、武器が槍であること以外は剣士と変わらない。
支援スキルは同じく攻撃の紋章。

上級職は''槍聖''、''ハルバーディア''。

-槍術士は現行で存在する2種のどちらも「槍術師」と誤植されエラッタされている。

-''婆娑羅''も槍術士(と呪い師)の上級職だが、下級職と結び付けられたカードがない。

**戦士 / アクスファイター / 鬼人 [#c8a23937]
斧歩兵。
戦闘力が10低く、代わりに無条件で自分ターン中戦闘力+20される「戦士の心得」などを持つ前のめりな前衛兵種。
支援スキルは攻撃の紋章。

上級職は''ウォーリア(ウォーリアー)''、''ブレイブヒーロー''、''バーサーカー''、''修羅''。
ウォーリア(ー)は作品によって表記揺れがある。

**アーマーナイト [#t7967390]
厚い鎧を身に纏った重騎士。
戦闘力が10低く、代わりに魔法持ちでない敵の攻撃に対して戦闘力+20される「重装の心得」などを持つ、数少ない防御型の兵種。

支援スキルは防御の紋章。
攻撃の紋章と対になる効果だが、攻撃の紋章が最多を誇るのに対してこちらは他の兵種には一切渡っていない([[レンチンアイドル>レンチンアイドル♪ 源 まもり]]は別として)。

上級職は''ジェネラル''。原作ではグレートナイトにもなれる場合があるが、今のところアーマーナイトのユニットの上級職は全てジェネラルである。

**アーチャー / 弓使い [#l1a3c683]
弓兵。
弓を扱うため、全てのユニットが射程2で飛行特効を持つ。
飛行特効によって1コストのアーチャーでも4コスト飛行ユニットと同等、3コスト以下なら上回る数値を叩き出す。
また、下級職は基本的にスキルを一つしか持たないが、彼らは飛行特効に加えて別のスキルも持っているので、単純に他の近似兵種より有利という見方ができる。

支援スキルは攻撃の紋章。
他の攻撃の紋章を持つ兵種に比べ、素の支援力が20なので攻撃時に実質支援力40となるのが非常に大きな強みとなっている。

上級職は''スナイパー''、''弓聖''。
スキル(および支援スキル)面でのアドバンテージが消滅し、素の戦闘力が十分になったことで飛行特効のメリットも小さくなっているので、下級職のような優位性はなくなっている。

**魔道士 / 呪い師 [#g870806f]
魔法の使い手。
射程1-2を持つ兵種で、アーチャーと並ぶ射程2兵種の代表格。
ただ、前述の理由により、下級職時点だとアーチャーの方が優秀とされることが多い。

支援スキルは魔術の紋章。
下級職時点だとそうでもないが、ドローや手札交換に関するスキルが多いのも魔道士の特徴である。

上級職は''賢者''、''ダークナイト''、''陰陽師''。
ダークナイトは獣馬タイプが追加される。

**ダークマージ [#h3e63249]
闇魔法の使い手。
魔道士とは支援スキルが異なり、上級職になるとスキルもハンデス(手札破壊)に特化する。
下級職である彼らは、基本的に手札を参照するスキルを持っているので、ハンデスとの相性が良い。

支援スキルは暗闇の紋章。

上級職は''ソーサラー''、''ダークナイト''。

**光魔道士 [#cca2aa9e]
光魔法の使い手。
今のところ[[ミカヤ]]専用の立ち位置。作品によっては近い立ち位置の兵種があるので増える可能性はある。
支援スキルは祈りの紋章。

**忍 [#p7e62e2a]
忍者。
『if』特有の暗器(手裏剣)を使う兵種であり、「射程1-2で魔法を使わない」貴重な兵種であったりする。
『if』特有の暗器(手裏剣)を使う兵種であり、「射程1-2で魔法を使わない」貴重な兵種であったりする。[[白夜]]のみに存在する。

支援スキルは忍術の紋章。

上級職は''上忍''。

**ボウナイト / ホースメン [#j5bb09bf]
弓を扱う騎兵。
上級職として登場することが多いが[[『蒼炎の軌跡』では下級職の名称>お嬢様騎士 ステラ]]である。
ホースメンは上級職で、原作では下級職が存在するが、登場したユニットがどちらも上級職なのもあって未登場。

**ペガサスナイト / 天馬武者 [#ac672d1a]
天馬で空を駆ける騎兵。
戦闘力は低いが支援力30を持つ飛行ユニット、その代表格であり、デッキ構築に欠かせない存在。
トラキア776の「かつぐ」・封印の剣以降の「救出」システムを最大限に活用できる兵種であったためか、「天空の運び手」に代表される、味方を移動するスキルが豊富。

支援スキルは天空の紋章。

上級職は''ファルコンナイト''、''ダークペガサス''、''ドラゴンナイト''、''聖天馬武者''、''金鵄武者''。
ダークペガサスは原作では魔法を使えるようになるのだが、サイファでは全て槍装備なので特にファルコンナイト・聖天馬武者と差別化はされていない。
ドラゴンナイトについては後述。
金鵄武者は弓を使い、飛行ユニットなのに飛行特効を持つという風変わりな兵種。飛行ユニットな上に射程2ユニットなので戦闘力が更に低く設定されている。

**ドラゴンナイト [#u9dfbc29]
飛竜で空を駆ける騎兵。
タイプが獣馬ではなく竜で、『蒼炎の軌跡』以降は斧使いとなったがそれ以前では槍を使っていた。
''『暗黒竜と光の剣』『紋章の謎』ではドラゴンナイトは上級職扱い''なので、同名で下級職だったり上級職だったりする。
ペガサスナイトと比べると、強いて言えば「天空の運び手」持ちが少ないが、[[いないわけではない>竜好きの竜騎士 セルジュ]]のでこれが意図的なものかは微妙なところ。
設定上、敵対国家に属していることが多いので、特殊な性能を宛てがわれやすいという側面もあるのかもしれない。
支援スキルは天空の紋章。

上級職は''ドラゴンマスター''、''レヴナントナイト''。前述の通り、ドラゴンナイト自体が上級職の場合もある。

**シスター / 僧侶 / 巫女 / 修験者 / クレリック [#sbd3b57e]
味方を癒す聖職者。
攻撃は出来ないが、杖によって補助を行う。
特に下級職である彼らのほとんどが持つ「リバース2,アクションで退避エリアから同名以外のユニットを手札に加える」ライブ(春祭)はこのゲームにおける基本的なギミックの一つと言える。

支援スキルは祈りの紋章。

上級職は''司祭''、''賢者''、''バトルモンク''・''バトルシスター''、''山伏''、''戦巫女''、''ワルキューレ''。それぞれ杖以外の武器が追加されて攻撃可能になるが、種類が様々。
また、戦闘可能になることでユニットとしての趣は様変わりするものの、「退避エリアからカードを手札に加える」特性は基本的に持っている。
最もポピュラーな司祭は魔法を使う。賢者は『覚醒』のみで、司祭が登場しないのでその代わりのような扱い。
バトルモンク・バトルシスターは斧を振るうという衝撃的な兵種。戦闘力が普通の射程1兵種並になっているが代わりに支援力は10。
山伏は槍、戦巫女は弓を使う。こちらは戦闘力・支援力の査定は据え置き。
ワルキューレは剣を使い、さらに獣馬タイプが追加される。戦闘力・支援力は据え置き。

-『暁の女神』でのみ、杖を装備した状態でも敵に反撃することができる(自分から攻撃はできない)。通称杖ポコ。

**トルバドール / ロッドナイト [#e9f5188c]
馬に乗り味方を癒す者。
性能上尚更騎兵としての特性を表現しようがないので、単に獣馬タイプを持ったシスターである。
支援スキルは祈りの紋章。

上級職は''ストラテジスト''、''バトラー''・''メイド''。
ストラテジストは『if』以前の作品で言うところのヴァルキュリアで、司祭同様に魔法が追加される。
バトラー・メイドは獣馬タイプがなく、暗器を使う。

-トルバドールというのは中世の詩人のことだが、FEではなぜかこのような扱いである。また女性専用兵種でもあり、『if』でロッドナイトに改められて初めて男女兼用になった。

-4弾現在のサイファで登場済みの作品のトルバドールは純粋な杖ユニットだが、初出の『聖戦の系譜』および『トラキア776』のトルバドールは剣と杖を扱う兵種である。

**盗賊 [#ved397cb]
盗みの技術に長けた者。
相手のデッキトップを確認し、場合によってはそこからアドバンテージを得るスキルを持つ特殊な兵種。
カードによって、戦闘力が普通の射程1兵種より10低い場合とそうでない場合がある。
基本的に武器は剣だが、『蒼炎の軌跡』『暁の女神』では軽器という専用の武器を使っていたため、サイファでは代わりに暗器が設定されている。

支援スキルは盗賊の紋章。

上級職は''アサシン''、''トリックスター''、''マスターシーフ''。
マスターシーフは完全なサイファオリジナル兵種名。

**シーフ [#tfdc2c49]
作品によっては単なる盗賊の互換兵種だが、『if』では弓を使う兵種となっている。
弓を使うものの、盗賊という部分が優先されているようで支援力は10止まり。戦闘力は普通の射程2兵種と同じである。
支援スキルは同じく盗賊の紋章。

上級職は''アドベンチャラー''。
トリックスター同様杖を使えるようになるが、その点を表現したと思しきカードは今のところない。

**マムクート [#ce6e1e50]
FEの特徴的な種族である、竜石を用いて竜に変身する種族。
その長命さになぞらえたと思しき特性として、絆カードが(出撃コスト+3)枚の場合に戦闘力+30されるスキルを大半が持ち、他にも絆カードに関するスキルを多く持つ、長期戦前提のカード。
元々の戦闘力は控え目になっているが、射程1ながら支援力が20ある。
『覚醒』では射程1-2だったため、[[聖痕]]のマムクートは更に戦闘力が下がりつつも射程1-2になっている。

支援スキルは竜人の紋章。

**獣牙族 / タグエル / 妖狐 / ガルー [#a160ff1a]
作品ごとに様々な設定で登場する獣人の種族。
牙アイコンを持つと共に牙アイコンを参照するものが多い。

支援スキルは攻撃の紋章。

獣牙族とタグエルは固定職だが、妖狐は''九尾の狐''、ガルーは''マーナガルム''が上級職。

**鳥翼族 [#i4e5a0b6]
鳥の特徴を持つラグズ。
飛行だが支援力は20で、それ以外の特性はユニット毎に大きく異なる。

支援スキルは([[目覚めしサギの王女 リアーネ]]しか例がなく、ユニットによって異なると思われるが)祈りの紋章。

**竜鱗族 [#qa1c7c8d]
竜の特徴を持つラグズ。今のところ[[紅竜の軍師 イナ]]のみが登場。
固定職で射程1だが支援力20である点はマムクートに倣うが、絆エリアを参照する特徴があるわけではない。
ラグズは竜石は使わないので、武器アイコンは牙である。

**村人 [#u29b9c30]
戦いに長けるわけではない村人。
サポート系というわけでもない射程1なのに戦闘力が低いが支援力20、という何気に変わった性能を持つ兵種。
『覚醒』と『if』では扱いが微妙に異なっており、固定職だったり下級職だったりする。コスト1しかいないので実動上はどちらでも同じだが。

支援スキルは抵抗の紋章。

**踊り子 / 歌姫 [#h283ef8d]
歌や踊りで人々を鼓舞する者。
味方の再行動を行えるのが主な特徴だが、歌姫はそれ以外のことができる場合もある。

支援スキルは歌舞の紋章。

**ミラージュマスター [#i3d2f2a7]
//これに限っては下級職でまとめても面倒になるので……
異世界の英雄ミラージュの力を借りて戦う現代の若者。
上級職の兵種名はこれで統一されているが、下級職の兵種名がユニット毎に全てバラバラで、基礎性能は全く異なる。
[[蒼井 樹]]・[[織部 つばさ]]はロード系、[[赤城 斗馬]]・[[剣 弥代]]は剣士系、[[源 まもり]]はアーマー系、[[黒乃 霧亜]]はダークマージ、[[弓弦 エレオノーラ]]はアーチャー、といったところ。
要は対応するミラージュの兵種と一致するのが大半だが、つばさは全く異なり、斗馬は獣馬タイプは持っていない。支援スキルに関しては全員一致する。